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感冒症状を緩和するツボはどこにある?

いくつかあるので紹介します。写真は「感冒三針」というもので私が北京中医医院に臨床したときに直伝された経穴です。

 

感冒(風邪)の症状を緩和するために役立つとされるツボはいくつかあります。以下は一般的に使われるツボとその位置です。これらのツボを優しく刺激すると、症状の緩和に効果が期待できることがあります。

 

1. 合谷(ごうこく)

位置: 手の甲側、親指と人差し指の間の骨が交わる部分の少し内側。

効果: 頭痛や鼻づまり、喉の痛みなどの緩和に効果があるとされています。

刺激法: 反対の親指で押しながら少し回すようにマッサージします。

2. 風池(ふうち)

位置: 首の後ろ、後頭部の髪の生え際付近で、首筋のくぼみ部分。

効果: 頭痛や発熱、目の疲れ、首のこりに効果的です。

刺激法: 親指を使って上向きに押し込むようにマッサージします。

3. 大椎(だいつい)

位置: 首の後ろの付け根、背骨の一番大きく出っ張った部分。

効果: 熱や喉の痛みを和らげる効果が期待されます。

刺激法: 人差し指と中指で押す、または温めると効果的です。

4. 足三里(あしさんり)

位置: 膝のお皿の下、外側のくぼみから指4本分下のあたり。

効果: 免疫力を高め、全身の疲れを和らげます。

刺激法: 親指で適度な力を加えて押す。

5. 迎香(げいこう)

位置: 鼻の横、小鼻の外側のくぼみ部分。

効果: 鼻づまりや鼻水に効果があります。

刺激法: 人差し指で軽く押し、円を描くようにマッサージします。

これらのツボを、リラックスした状態で優しく押したりマッサージしたりすることで、感冒の症状緩和を助けることが期待できます。ただし、ツボ押しは補助的なケアであり、症状が重い場合や長引く場合は医師に相談してください。また、水分補給や十分な休息も重要です。