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2025-09-24 12:05:00
坐骨神経痛を治すツボ
坐骨神経痛を改善させる効果のあるツボは?
坐骨神経痛(お尻から太もも、ふくらはぎにかけての痛みやしびれ)に対して、鍼灸でよく使われるツボはいくつかあります。個人の症状の出方や体質によって最適なツボは変わりますが、代表的なものを紹介します。
坐骨神経痛に用いられる主なツボ
下肢・腰部のツボ
承扶(しょうふ):お尻の中央、殿筋の部分。坐骨神経の通り道。
殷門(いんもん):太ももの後ろ、中央部。坐骨神経が走行する場所。
委中(いちゅう):膝裏の中央。腰から足への経絡の流れを整える。
承山(しょうざん):ふくらはぎの真ん中あたり。こむら返りや坐骨神経痛によく用いられる。
環跳(かんちょう):お尻の外側、股関節のやや後ろ。坐骨神経の出口付近。
腰・背中のツボ
腰陽関(ようようかん):腰の真ん中、腰椎と腰椎の間。腰痛や坐骨神経痛の基本ツボ。
腎俞(じんゆ):腰の両側、腎臓の裏あたり。腰全体の弱りに対応。
大腸俞(だいちょうゆ):腰椎の両側。坐骨神経痛や腰痛に使用。
自宅で押しやすいツボ
委中(いちゅう):膝裏を親指でゆっくり押す
承山(しょうざん):ふくらはぎの真ん中を指圧
環跳(かんちょう):片足で立ち、股関節の後ろ外側を押す
※強く押しすぎず、気持ちよい程度に。温めながら行うのも効果的です。
注意点
坐骨神経痛は椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などの病気が原因のことも多いので、症状が強い・しびれや排尿障害がある場合は整形外科の診察が必要です。
鍼灸で改善が見込めるケースもありますが、専門家による施術のほうが効果的で安全です。